今後の動向

NMNは若返りに大きな効果を期待できますが、その他に病気が改善する可能性も秘めています。NMNについてマウスを使った実験がありますが、このマウスを対象とした研究は、色々な観点からも行われています。それによると、若返りの効果はもちろんのこと、病気にも効果があることがわかっています。実験では糖尿病のマウスにNMNを1週間投与しましたが、その結果、血糖値が正常になったという報告もなされています。

NMNこのように、NMNは若返り以外にも、様々な病気にも威力を発揮してくれると期待されています。まさに夢のような薬ですが、今のところ、マウスだけしか効果はわかっていません。ですので、人にも効くかどうかは、今後の研究次第だということになります。

NMNは様々な効果があるとわかっていますが、多くの人たちが期待しているのは人間への応用です。これだけ多くの効果が発表されていますので、人にも効くと思っている方は多いはずです。人間に応用できるかどうかはその安全性にかかっており、今後の検証が待たれます。もし人にも効果があるのであれば、夢の薬が現実になることでもあります。若返りや病気の改善など、多くの効果を期待できるNMN、今後の動向が注目されます。

若返り実験

若返り若返りの薬として知られているニコチンアミドモノヌクレオチド、いわゆるNMNですが、長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子が大きく関係しています。このサーチュイン遺伝子が作用するためには、NADと呼ばれる物質の作用が必要になります。NADの生成にはビタミンB3「ニコチン酸アミド」が必須ですが、この物質がNMNに変わり、最後にNADを作り出してくれます。

これは要するに、NMNを摂取することでNADに作用し、その結果、長寿遺伝子のサーチュイン遺伝子が作用することを意味しています。このような背景から、長寿遺伝子の活性化にはNMNが大きな効果があると考えられているのです。実際の研究についても、以上の考えが基礎になって行われています。

長寿遺伝子の活性化については、動物実験も行われています。この実験は、アメリカのハーバード大学で実施されており、マウスを使用して若返り薬の効果の検証を行っています。研究では生後22カ月のマウスにNMNを1週間投与し続けましたが、その結果、マウスの筋肉細胞の作用が活性化したことが報告されています。マウスの生後22カ月は人の60歳に当たり、今回の実験を人で例えると20歳に相当します。このように人であれば、60歳から20歳まで若返りが可能になるということです。

NMNとは

最近話題になっている「NMN」、若返りの薬として多くの注目が集まっています。NMNというのは、ニコチンアミドモノヌクレオチド「Nicotinamide mononucleotid」という、とても長い名前の化合物になります。この物質は、アメリカにあるワシントン大学医学部に所属する、今井眞一郎博士たちのグループによって2011年に発見されました。もともとは、人の体の中にでも生産される物質ですが、加齢によってその生産能力が低下していくと言われています。このように年を重ねるごとにNMNの生産能力が低下するので、老化や病気が生じると考えられているのです。

サーチュイン遺伝子NMNについては現在も研究は続いており、老化防止や寿命を延びるなど、老化を遅らせることができる薬として注目を集めています。若返りの薬と聞くと夢のような話のように思えますが、将来的に、それが実現される可能性があります。

このようにNMNは多くの効果を期待できる物質ですが、もともとは長寿遺伝子「サーチュイン遺伝子」に作用すると言われています。サーチュイン遺伝子というのは、いつもは休眠していますが、一度、飢餓状態になると活性化する遺伝子のことです。人が飢餓状態に陥ると、生き延びるための本能が作用するイメージを想像するとわかりやすいです。若返りについては、このサーチュイン遺伝子の解明が大きなポイントになります。サーチュイン遺伝子の活性化が、NMHと大きく関連しています。