若返り実験

若返り若返りの薬として知られているニコチンアミドモノヌクレオチド、いわゆるNMNですが、長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子が大きく関係しています。このサーチュイン遺伝子が作用するためには、NADと呼ばれる物質の作用が必要になります。NADの生成にはビタミンB3「ニコチン酸アミド」が必須ですが、この物質がNMNに変わり、最後にNADを作り出してくれます。

これは要するに、NMNを摂取することでNADに作用し、その結果、長寿遺伝子のサーチュイン遺伝子が作用することを意味しています。このような背景から、長寿遺伝子の活性化にはNMNが大きな効果があると考えられているのです。実際の研究についても、以上の考えが基礎になって行われています。

長寿遺伝子の活性化については、動物実験も行われています。この実験は、アメリカのハーバード大学で実施されており、マウスを使用して若返り薬の効果の検証を行っています。研究では生後22カ月のマウスにNMNを1週間投与し続けましたが、その結果、マウスの筋肉細胞の作用が活性化したことが報告されています。マウスの生後22カ月は人の60歳に当たり、今回の実験を人で例えると20歳に相当します。このように人であれば、60歳から20歳まで若返りが可能になるということです。